減酒逃避行:01/62「牛丼専門 サンボ @末広町」
サンボっていうのは、旧ソ連で開発された軍隊格闘術であって、名前からしてちょっとコワイお店です。
なんで店名をサンボにしたんでしょうね? 創業1979年という老舗らしいですから、格闘技としてのサンボが世間一般に認知されるようになるよりだいぶ早い。ヴォルク・ハン来日よりも早い。創業者がサンビストだったんでしょうか。
ヴォルク・ハンは、総合格闘技イベント「PRIDE」で一時期霊長類最強と言われていたエメリヤーエンコ・ヒョードルの師ともいえる格闘家なんですが、これも古すぎて伝わらなさそう。出てこいやぁ!
今にして思えば、90年代にラジ館でヴォルク・ハンを見かけたのは偶然ではなかったのかもしれない。サンビスト同士、惹かれあうところがあったのでしょう。あれもデカすぎて怖かった。ファンだったけど逃げた。
閑話休題。
ウワサを信じちゃいけないよ。行けば分かるさ牛丼サンボ
なんせ老舗ですから、生徒時代から店の前は何度も通り過ぎていたんです。ですが、さまざまな噂が飛び交っていたこともあり入ったことはなかった。当時は駅前のカレーステーションでコロッケカレーを食うばかりという体たらくでありました。
「質問禁止」「ヘッドホン禁止」「ケータイ禁止」等々いろいろあったようですが、シュタゲではことあるごとにサンボで通話(のフリ)してましたね。つーか、考えてみたらこの辺うろうろしてたガキのころは、まだケータイなんて無かったわ。
して、いざ入ってみれば、昭和感はあるものの、とてもフレンドリーな接客。むしろ、あたたかみのある接客と言っても差し支えないのではないでしょうか。ただ、残り香はあった。客の方に。
期待してるんだ。なんかそういう雰囲気を。時代を。憧れがそこにはあった。みんなスマホいじってたけど。
いわゆる牛丼三大チェーンでは、「紅ショウガ丼食ってんの?」と言われるくらい、アホほど紅ショウガを乗せる自分でありますが、ここは(怖いから)自制いたしました。でもこの紅ショウガ、味が超濃いんですよ。このくらいでちょうど良かったかもしれない。
つーかね、ほんと、思う存分紅ショウガを乗せたいんですよ。牛丼三大チェーンは、おとなしく紅ショウガをオプションメニューにしなさい。100円くらいなら喜んで払いますから。世の中には、コンビニで牛丼買うときに紅ショウガをいっしょに買って、一袋全部ブチまける人もいるんですよ!!!
あ、味覚障害じゃないです。ちゃんとおいしいです。蕎麦はカッコつけて初手なにもつけないで食べます(おいしい)。吉野家にはない懐かしさ、素朴さ。紅ショウガもベストマッチ
接 客:★★★★★★★★☆☆
味 :★★★★★★☆☆☆☆
雰囲気:★★★★★★★★☆☆
総評:アリ。B級グルメファンは食べておいた方がいいでしょう。メニューに酒がないので減酒にも有効。つぎは牛皿食べに行きます。再訪はありまぁす!