減酒逃避行:番外編「旨味中房 こじゃれ @落合」
訪問日:2024年2月8日(木)
Tips01:お支払いは現金 or QRコード決済
Tips02:平日11:30~14:00、18:00~22:00 土17:00~2200(L.O.はそれぞれ料理45分前、ドリンク30分前)
Tips03:全席禁煙
Tips04:落合駅と大江戸線の方の中井駅の中間。となりは魚屋さん。そっちも魅力的です。1,500円でお刺身お願い! って頼むと、ステキな盛り合わせが出来上がるんですって
気軽に行けちゃうのに、町中華のレベルを超えたクオリティ「こじゃれ」
深夜帯、歌舞伎町の中国式マッサージの勧誘は激しい。
少しでも反応すると1kmでも後をついてきかねない、そんな恐ろしさがあります。
ぼくは一時期、そんな輩と毎夜バトルを繰り広げていた。なんか返事しちゃうんですよね。返事しなきゃそんなコトにはならないんですけど。
ある日、ぼくはやっぱり付きまとわれていた。諦めてガードパイプに腰をかける。
「ぜってぇ行かないから。メシでもいくか?」
なんでそんなノリになってしまったのかは、いまではもう分からない。「行く」って返事されたんですよね。「知ってるお店あるからソコ行こう」って。中国料理店ですね。いまでいうガチ中華ってヤツになるのではないでしょうか。店員も客も中国人で埋め尽くされていましたから。
まあちょっとくらいタカられてもいいだろうって、アホ丸出しでついていったんです。そしたら、「友達も呼んでいい?」ときたもんだ。大概どうでもよくなっていたぼくは、「呼べ呼べ」と答えてしまいました。5人来ました。
終わったと思った。もう飲むしかないと、ビールとツマミを頼んで飲み始める。1時間くらいいたでしょうかね。まわりの動向なんて全然見ていなかった。諦めていたから。
会計お願いって、レジに行ったら、3,000円くらいだった。
「キミら何飲んでたの?」って聞いたら、「お水」って。座って休みたかっただけなんですって。なんか、ごめんなさい!!!
閑話休題。
町中華。いやガチ中華? とにかくおいしい「こじゃれ」です
町中華。ステキな響きですよね。こないだ、そんななかでも、ひときわいいお店を見つけたのです。本格的な雰囲気が漂っています。ただ、ガチ中華ってなんだよ。そもそも、本場の「中国料理」と、陳建民氏が確立した「中華料理」で棲み分けがなされていたのではなかったか。響きだけだろガチ中華。確かに口に出して言いたい、ガチ中華!
それはさておき、もうほんと住宅街のど真ん中というか、こんなところにお店あったのっていうような場所にある「こじゃれ」。知らないとたどり着けないのではないでしょうか。でも、外観からしてかなりイカしているし、メニューも豊富。なんかもう、全部食べてみたい。
酸辣湯麺ラバーな私は、とりあえずソレをメインに、半チャーハンをつけてみました。
酸辣湯麺は、ぼくの基準となっている胡弓のものとは違い、残念ながらイエロー系ではありませんでしたが、おいしい。なんか繊細さを感じるんです。
キレイですよね。このチャーハンは学生のころ愛していた成城まっぷ(いまはもうない、成城学園前駅にあったちゃんぽん屋さん)のヤツに似ている。胡椒が効いていて、若干のしっとり系。すき。
麺は平打ち or 細麺が選べます。ぼくは平打ちをチョイスしました。酸辣湯麺は細麺のほうがあっている気はするのですが、平打ちは140g、細麺は100gらしく、ちょっと欲張ってしまいました。でもコレがあってるんだなあ。スープをしっかりとリフトしてくれる。赤いけど、酸味も強めで刺激的。でも繊細。おいしいよコレ。
こんな住宅街の片隅に名店があったなんて。ちょっとした感動です。ココ、餃子もおいしいんですけど、ディナータイムしか注文できないので注意が必要です。あと黒酢酢豚もおいしい。酢豚ってなんか、ほかのメニューは安い店でも1,500円くらいすることが多いですが、値段も安い。このお店はいいですよ。
見つけられたことがうれしい。そんなお店です
結論
接 客:★★★★★★★☆☆☆
味 :★★★★★★★★☆☆
雰囲気:★★★★★★★☆☆☆
総評:すべてのメニューを頼んでみたい。そんな気持ちになるお店です。おいしい。