
減酒逃避行:039 「みとう庵 @大塚」コレはもはや系列店ではない。包丁切り極細そばが激ウマ
定 休 日 :日
営業時間 :11:00~15:00、16:00~17:30(土・祝は昼のみ)
住 所 :東京都豊島区大塚3-49-8
電話番号 :03-3982-3035
支払方法 :現金払いのみ。券売機は新札未対応
(店内で両替してくれます)
アクセス :JR山手線等 大塚駅 南口より徒歩約3分
公 式 H P :野川麺業株式会社
CHECK POINT
訪問日:2025年4月19日(土)他【2025.04.30 UP】
Tips01:大塚店はのれん分け店舗。他店舗とは味が違う
Tips02:包丁切りの二八そば
Tips03:極細そばのツルシコ具合に歓喜。のど越しバツグン
Tips04:L字カウンターのみ9席
Tips05:いちおう書いておきますと、禁煙です
Tips06:お店の情報のみご覧の場合はこちら
立ち食いそばとは? 立ち食い系の行き着く末は如何に
「立ち食いそば」の定義とは。
良く聞くコトバではあるものの、今現在、本当にスタンディングオンリーの店を探すのは難しい。「富士そば」だって、「箱根そば」だって、いまは椅子があるのがスタンダードだ。
タモリ氏が絶賛していたという「そばよし」でも、基本は座って食べるコトになるし、ゲソ天そばが絶品の「一由そば」にも一部椅子はある。立ち食いそば界のレジェンド「港屋」の系譜である「The Minatoya Lounge」なんて、もはやカフェの様相です。

それでも、「立ち食いそば」というコトバは廃れない。
「概念としての立ち食いそば」という表現をたまに見かけますが、コレはうまいこと言ったモンだなあと思います。しかし、カテゴライズはできていない。では、どう定義づけるべきなのか。
基本的には、「ファストフード」であるというのは大前提。ここから先は、町蕎麦ではあまり見かけない条件を加えていきたい。
①カウンター
②コロッケ、肉、紅しょうが天などの多彩なトッピング
③食券機
④食券機がない場合はキャッシュオン(後払いはない)
⑤起点が逆ですが、立ち食い系に出前はない
なかなか難しいですね。我々は雰囲気で判断している。まあでも、結構いいところついてるんじゃないでしょうか。そして、なんだか気持ちワルイので、「立ち食い系」と呼称したい。座って食べるコト多いし。作戦名というのは重要なモノです。バカにされた「3密」だって、ヒトコトで通じることには意味があった。
閑話休題。
「みとう庵 大塚店」は立ち食い系。こんな外観です、シブい。

食券制であり、中に入ってみるとL字カウンターのみ9席ですが、椅子完備です。けっこうゆったりと喫食できます。

包丁切りの”極細そば”が超ツルシコ。コレは手練れの技だ
「みとう庵 大塚店」の最大の魅力は、いや、ちょっと悩むな。やはり極細切りのそばと言っておきたい。そして、鴨。さらに言うと、揚げたての天ぷらです。単純に魅力満載なんですよね。ソレでいて、値段がバグっている。安いんです。

「きざみ鴨せいろ」が630円、大盛にしても730円。揚げたてのかき揚げが180円。ちなみに大盛は400gです。単純にコスパが凄いですが、味を考えると驚天動地のレベルです。

鴨かも! ほんとに驚きます。まだ実物の写真を出していませんでしたね。

ビジュアルから素晴らしい。すべてがおいしそうです。
特筆すべきはそばの細さです。ココが、冒頭の「のれん分け」であるコトに結びつきます。

「みとう庵」の経営母体は「野川麺業」。製麺所です。そして、参議院・外務省等、一般人が入れないところにも店を構えている。ヤリ手と言えましょう。店名はおなじく「みとう庵」です。しかし。ココ大塚店は、オフィシャルサイトに唯一「のれん分け」と記載されているのです。「藪伊豆総本店」という単語もキーワードになりそうですが、ココでは省きましょう。
なにが言いたいかというと、別モノだというコトです。そもそもメニュー構成や価格設定からして全然違います。

左が大塚店、右が大手町店です。写真って難しいなあと思います。大塚店の方がかなりツルツル感が強く、この写真で見るよりも細いです。コレは、口当たりと喉越しに大きな差が出ます。

こっちの方が分かりやすそうですね。こちらも左が大塚店で、右が大手町店。下手したら1/2くらいの細さです。方向性の差もありそうですが、技術に明確な差があるようにも感じます。単純にそばがウマい。そばがウマいんです。そして、製麺所が母体ですが、同じ麺を使っているとは思えない。店で打ってるんじゃないかなあ。コレはいまのところ確証はないんですが、全然味が違うと感じます。
ちなみに、「きざみ鴨」っていうのは、刻まれたミンチ状の鴨肉がつけ汁に入っているものです。肉を食べるものではありません。ただ、味への貢献度はとても強い。旨味がとても強いですよ。肉が入っている「鴨せいろ」もありますが、こちらはちょっと費用対効果が劣るかも。

ブランド鴨(蔵王深山竹炭水鴨)なのは間違いないんですけどね。鴨肉まで堪能したいなら、そば屋ではないですが、「麺堂 にしき」がオススメです。移転して今は百人町です。
「みとう庵 大塚店」は、とにかくそばが極細で喉越しがよく、とてもおいしいです。そして、揚げたての天ぷらもウマい。

具材はざく切りで、ギュッと凝縮されている感じ。サクサクというよりはガリッとしている系で香ばしく、若干オイリー。つけ汁との親和性が高いと感じます。
このため、個人的には「かき揚げつけせいろ」もオススメできる。並680円でコレですからね。初手から揚げたてがドボンとつけ汁に投入されています。コレがまたおいしいんです。

そばのウマさにも幅があり、極細の包丁切りそばでしか味わえない領域がある。そば好きなら、「みとう庵 大塚店」は避けて通れないお店なのでは。
(価格は2025年4月現在・すべて税込)
揚げたての天ぷらを食べる際、敷紙を省いてはならない。先日、神谷町にある「Soba & Co.」というそば屋で天ぷらを喫食した時に痛感しました。お皿が油まみれになってしまい、その油が天ぷらにフィードバックされてしまうのです。ギトギト。みとう庵の倍くらいとられるお店なんですけどね。「& Co.」という店名を見て「そばとその仲間たちってなんだよ」とも思いましたが、「そば粉」にかけているのかもと思うと、そんなに嫌いな店名ではないかもしれない(勝手な深読みかもしれない)。
コレは正直近所にほしい。願わくば、日常的に通いたい
接 客:★★★★★★☆☆☆☆
味 :★★★★★★★★☆☆
雰囲気:★★★★★★☆☆☆☆
総評:すごく食べたい。なんで身近にないんだ。なんか喉が求めているんだ。ワシワシ系が好きなんだけど、別ジャンルだな。コレはほんとおいしいです。
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