減酒逃避行:番外編 「ビリー・ザ・キッド @新宿曙橋」
訪問日:2024年6月7日(金)【2025.06.14 UP】
Tips01:気軽にガッツリ肉が食いたいときに最適
Tips02:キッド・ステーキは200g表記だが225gある?
Tips03:ハンバーグなら、500gがセットで2,000円以下
Tips04:激辛メキスープもハズせません
Tips05:曙橋駅も10分かからず、東新宿駅も歩けなくはない
Tips06:営業時間は19:00~4:00。ワイルドだぜ
Tips07:支払いは現金 or カード
Tips08:いちおう書いておきますと、禁煙です
話がスレ違う。リアルにアンジャッシュしちゃう名称の難
紛らわしい。勘違いする。言い間違えちゃう。そんな名称が世の中には溢れています。
スーパーマーケットの「ベルク<Belc>」と「ベルクス<Belx>」、周辺機器メーカーの「ロジテック<Logitec>」と「ロジクール<Logicool>」(コレはロジクールが切ない。スイスでの社名はロジテック<Logitech>なのだ。綴りもちょい違う)、駅名の「青海」と「青梅」、「霞ケ関(東京)」「霞ヶ関(埼玉)」に「武蔵小杉」「武蔵小山」。
とくに最後の駅名は、「ムサコ」って略すと人によって受け取り方がかなり違うので要注意です。たまに「武蔵小金井」を持ち出す人までいますからね。ただしコレは、「ウ◯コスギ」でメジャーになった「武蔵小杉」が一歩リードか。ちなみに、自分は川崎市出身なコトもあり、ムサコっていうと武蔵小杉をイメージします。
こんなややこしやな問題が、ステーキハウスにも存在する。ビリーとかキッドです。
・「ハローキッド」:1976年創業。本拠地は名古屋
・「ビリー・ザ・キッド」:1977年創業。本拠地は東京
・「ブロンコビリー」:1978年創業。本拠地は名古屋
なんだか三段活用みたいになってますが、ブロンコビリーの社名はもともと「ブロンコ」。三段活用に参戦したのは実に1981年のコト。わざわざって感じもあります。が、細かい話はややこしいのでココでは省きましょう。
閑話休題。
ビリー・ザ・キッドは、それまで敷居の高い食べ物だったステーキを、気軽に食べられるようにという思いでつくられたお店。「大衆ステーキ」を謳っています。
肉肉しい肉。ザ・肉。しかし、肉だったら肉肉しいに決まっているのでは
前述の通り、ビリー・ザ・キッドの創業は1977年。そして、営業時間は当初から夜開店の朝閉店です。50年近くこの営業スタイルなワケですから、飲んだ後の〆にステーキというのは、何も沖縄だけの専売特許ではないと言えましょう。実際には、沖縄でもそんなに浸透してるワケじゃなさそうですけどね。
沖縄ではとりあえず、エンダーをルートビアで流し込んでおけ!
それはともかく、まずはメニュー構成の確認から。基本的にお肉。メインはステーキとハンバーグしかありません。硬派。しかし、謎がひとつ。肉の重さです。
https://billy-the-kid.co.jp/menu/
テキサス・ステーキ(400g)は実は450g。キッド・ステーキ(200g)は実は225gとある。どないやねん。ちなみに、お店に設置されているメニュー表の表記にはユレがあり、2022~2023年だけ225g表記で、2021年までと2024年以降は200g表記になっています。個人的には、1パウンドが約450gでこの数値を基準とするのがこの界隈のならわしですから、基本線はソレに準じていると思いたい。
ちなみに、2024年7月に値上げが敢行され、テキサス・ステーキは4,200円→4,650円、キッド・ステーキは2,300円→2,500円となりました。
注文すると、まず供されるのが「メキサラダ」。硬めに茹でられたキャベツを刻んだものを、トマトジュースとタバスコで和えたものです。ほどよく胃袋を刺激してくれます。なかなかよい。ビールにもよく合います。
そして登場。メインの「キッド・ステーキ」。フィーロッド(穀物飼育)のロースです。ステーキに施されているのは下味だけ。そしてバターがONという構成。このため、卓上の調味料を使って好みの味付けに仕上げていくコトになります。用意されているのは、塩、醤油、ニンニク、マスタード、ウスターソース、唐辛子。思いの丈をブチまけろ!
ぼくがやるとこうなります。大量のニンニクだけをON! ほかには何もいらない。
メニュー表にはレア・ミディアム・ウェルダンしか記載がありませんが、ミディアムレアで頼んだ記憶。昔と比べると硬くなった、という意見をちょいちょいお見掛けしますが、個人的には充分柔らかい。焼きすぎたのでは?
そして、個人的にハズせないのが「メキスープ」。コレはセットには含まれませんが、ぜひ追加することをオススメしたい。ベースはビーフスープで、カイエンペッパーとタバスコで真っ赤に染め上げられており、酸味も強い。見るからにカラそうですが、実際ホントにカラいです。不用意に飲みこもうとするとむせます。
ただ、激辛というほどではない。勝手に涙は流れない。旨味が強く、肉とも合います。ニンニクをたっぷり乗せた肉を、この激辛スープで流し込むというのは、幸せな時間でしかありません。
(価格は2025年6月現在。すべて税込)
激辛談義は「華火」の回へどうぞ。
〆のステーキってアリだなと。食べたら思うんじゃないかなと
接 客:★★★★★★★☆☆☆
味 :★★★★★★★☆☆☆
雰囲気:★★★★★★★☆☆☆
総評:無骨。硬派。そして高コスパ。深夜帯に肉が食べたくなったら走りましょう。単品で食べれば、ラーメンやそばよりも健康的だと言えましょう。Let's 糖質カットです。