
減酒逃避行:062「北大塚ラーメン @大塚」
訪問日:2025年5月24日(土)【2025.10.20 UP】
Tips01:モンゴル出身の夫妻が切り盛りするラーメン店
Tips02:チャーシューは坂内的な爆量
Tips03:ザ・ノス系。玉子はかた茹で
Tips04:営業時間は11:00~14:00、17:00~22:00
Tips05:カウンターのみ8席(2Fは現在封鎖中)
Tips06:支払いは現金オンリー
Tips07:禁煙です
ユルく優しい時間が流れる街、大塚
大塚にはあまり馴染みがない。
ただ、けっこうよく降りる駅ではある。池袋はサンシャイン界隈に用事があるときは、大塚駅から歩くから。池袋駅東口から歩くのとさして変わらないし、人が少なくて快適です。
なんか、いい感じにユルい雰囲気だなと感じます。なんだか優しいのです。路面電車が走る風景が、そのユルさに拍車をかけます。ただ、「東京さくらトラム」という呼称にはいまだ馴染めないでいる。
ある日、交差点にいる子ども2人組を気にして、交番から警官が出てきて話しかける。
警官「どうしたの?」
ちびギャル「パァパが迷子なの!!」ジタバタ
警官「そうなのね。大変だ」
大塚あたりは、いつでも平和なのです。この雰囲気はありそうでなかなかない。だから、大阪王将も実験的な店舗を出したりもしたのでしょう。
大塚「幸龍軒」。前回来た時は知らなかったんですが、ココ大阪王将の系列らしく。でもこの1店舗しか存在しない。出前もやっている is 素晴らしい。
— うんぴこ (@ak80u) 2025年10月18日
肉厚レバニラ炒飯は、一皮めくってみると炒飯ではない。なんでやねんねんねん。しかしレバニラの味濃いですからね。英断と言えましょう。 pic.twitter.com/VvYcdmh09A
時間の流れがなんだかゆるやかだ。心地よい。
閑話休題。
そんな大塚にも、お気に入りのお店が3つあります。そのなかのひとつが、ココ「北大塚ラーメン」です。
この味わいはまさに昭和ノスタルジー。モンゴル要素もちょっと感じる
単刀直入に言いましょう。ココのバラチャーシューはよい。ウマいとか、スゴいとかとはまた違う。よいのです。

注文ごとに切られるチャーシュー。そのときによって、雰囲気がかわる。ほぐしチャーシューだらけのときもある。でもソレが、一期一会の魅力でもある。

眺めていると幸せを感じます。なんだか美しい光景だと思うのです。ともあれ、券売機も検証していきましょう。

ラーメンは「並」か「中」か「大」。いまいちピンとこないですね。結論から言うと、並150g、中200g、大300gです。

スープは油脂で覆われており、いつまでもアチアチ。豚清湯系で、甘めの醤油ダレが光る。流行りの出汁先行型とは異なる、ストロングスタイルな味わい。

麺は固めに茹でられた中太ちぢれ麺。安っぽいと言う人もいるが、全体的なパッケージングとしては正解と思える。啜っていると納得してしまうのです。こいつぁイイぜ。

ノスタルジーを加速する固ゆでたまご。なんかもう、すべてがノスタルジックでたまらない。ノス系っていうか、ノスタルジーの権化。たまに帰りたくなる。なんの因果もないのに帰りたいのです。全然帰ってないんですが。
一期一会の味がある。このバラチャーシューは忘れられない
接 客:★★★★★★★★☆☆
味 :★★★★★★★★☆☆
雰囲気:★★★★★★★★☆☆
総評:チャーシューの暴力。楽しい暴力。一度食べたら忘れられない。そんな魅力的な一杯です。
