
減酒逃避行:064 「Simon(シモン) @麻布十番」
訪問日:2025年4月15日(火)他 【2025.11.02 UP】
Tips01:20時間煮込むという牛骨スープがウマい
Tips02:透き通った半透明のうどんが魅力的
Tips03:酢醤油でウマさ倍プッシュ
Tips04:営業時間は17:30~23:00(土日祝は17時OPEN)
Tips05:カウンター含め全24席
Tips06:予約推奨。予約はTELオンリー
Tips07:ニコニコ現金払いのみ
Tips08:禁煙ですが、店前に灰皿アリ
「バ」なのか「パ」なのか。そろそろ決着をつけようじゃないか
ビビン「バ」なのか、ビビン「パ」なのか。韓国料理の表記はムズかしい。
本格的なお店に行くと「ピビンパプ」とかになっており、もはや問題は「バ」か「パ」かどころではなくなってきます。「ピビ」って。そこからか。
見よこのうんさんくせえ店構え(借り物)。食ってる途中でアサリの殻がジャリジャリきてムキーてなったりするんだけど、東京純豆腐みたいなシャレオツ系とは一線を画す味。純豆腐ウマイんですよ。おれは一時期なんで湯島に入り浸っていたんだろうか。この店覚えたのは大久保だったんですけど。 pic.twitter.com/AFluf1Wfm1
— うんぴこ (@ak80u) 2021年12月14日
広辞苑(第6版)では「ビビンバ」となっておりますが、個人的には、好きだった純豆腐のお店「ビビンパハウス」(閉店)に敬意を評し、「ビビンパ」という表記を推していきたい。「パプ」がご飯という意味らしいですから、半濁音での表記が相応しいであろうという思いもあります。なんで「バ」のほうが主流なんでしょうね。
記者ハンドブックだとどうなってたかな。会社に置きっぱなしだから調べられない。
閑話休題。
ココ、麻布十番「Simon(シモン)」は1996年創業のタッカルクッスの名店。

クッスじゃなくてククスだとか、当店のメニュー表だと「ダ」ッカルクッスになっていたりと、またややこしい感じになっていますが、とにかく初手からうどんが投入された鍋のお話です。
20時間以上煮込まれた牛骨スープと透き通った麺。ウマし
ちなみに、「シモン」から徒歩2分ほどの場所に「シモン茂」というお店がありますが、当店の主張によれば無関係とのこと。「東京カレンダー」も謝罪しているので、まあそういうコトなのでしょう。店構えもクリソツです。
それはともかく、いちおうタッカルクッス以外にも韓国料理が揃います。

上長の気分により、なにかを食べたあとに訪問するコトが多く、タッカルクッス以外には手を出したことがないのですが。この日も老舗洋食屋「大越」でステーキ定食を食べたあとでした。まあ、運が良くないと入れないんですけどね。基本的には予約推奨のお店。いつでも激混みです。

カウンター席でのタッカルクッス。牛骨を20時間以上煮込んでいるというスープは旨みのかたまり。参鶏湯的な味わいの白濁スープで、ネギと胡椒が効いている。しかし、濃厚というよりはスッキリしている感じもある。不思議です。野菜の甘みもけっこう感じる。コムタンスープとは方向性が異なります。

テーブル席でのタッカルクッス。いや、なにも違わないんですけどね。色の違いは光の問題かと思われます。構成要素は鶏肉、じゃがいも、ネギ、うどん。シンプルです。ちなみに、ほぼほぼ完成した状態で卓上に置かれます。

そしてこの透き通ったうどんです。冷麺を太くしたような雰囲気で、とてもコシが強い。いくら煮込んでものびませんよという気概を感じます。トゥルットゥルで、コレがほんと美味しい。

しばらくしたら酢醤油で味変。さらにスッキリとした味わいに。たしかに、飲んだあとの〆にも最高だと思います。さらにぞうすいってパターンもあるんですけどね。うどんのあとにぞうすいいかなくても、ねえ。まあ、やったコトはあるんですが。
美味しいスープに美味しいうどん。食べたコトありそうで、知っている料理とはなんかちょっと違う。なんだか不思議な一品です。
(価格は2025年10月現在。すべて税込)
カラくない韓国料理も乙なもの。なかなかの美味しさです。
接 客:★★★★★★★☆☆☆
味 :★★★★★★★★☆☆
雰囲気:★★★★★★★☆☆☆
総評:気軽に入店可能ならば、もっと足繁く通っているハズ。このタッカルクッスは食べる価値あり。そう思います。
