
減酒逃避行:067「一由そば @日暮里」極太の田舎そば+ゲソ天が絶品
日暮里「一由そば」の店舗情報
定 休 日 :年末年始とお盆
営業時間 :24時間営業
住 所 :東京都荒川区西日暮里2-26-8
電話番号 :03-3806-6669
支払方法 :ニコニコ現金払いオンリー
アクセス :JR山手線・常磐線 京成本線等 日暮里駅 北改札より徒歩約5分
CHECK POINT
訪問日:2025年11月22日(土)他 【2025.11.24 UP】
Tips01:極太の田舎そばがたまらない
Tips02:⇑ このため、普通のそばも気になるけど頼めない
Tips03:ジャンボゲソ天が一番人気……いやJKBかな
Tips04:ゲソ天ブルースはここなくして語れまい
Tips05:食事時は超行列。19時とかだと1時間待ちもザラ
Tips06:24時間営業なので、時間をズラせばするっと入れる
Tips07:一由そばは禁煙にござる
さっと食いたい立ち食いそば。しかし一由そばは行列を許容しちゃう
思えば、立ち食いそばはガキのころから身近にあった。
小田急線の民であったぼくは、駅に当たり前のようにある「名代 箱根そば」に親しんでいたし、押井守監督信者であるからして、立喰いのプロとかいう意味の分からないコトバもすんなりと受け入れていた。そして、「名代(なだい)」の読み方は、富士そばではなく箱根そばから学んだのだと思う。
だから、コロッケそばという存在も、世の中に当たり前にあるモノだと思っていた。「名代 箱根そば」はコロッケそばの元祖的存在なのです(諸説あり)。
なおこの際、銀座の老舗「そば所 よし田」のコロッケそばはノーカウントとします。アレに乗っているのは、鳥ひき肉と山芋をまぜて揚げた「鳥しんじょ」であって、断じてコロッケではない。真の意味での「コロッケそば」の元祖は「名代 箱根そば」なのであります。
そして。コロッケそばはアリやナシや。
コレは、きのこたけのこばりに激しい争いが起こりうるため、軽々しく口にしてはならない。最終的には崩して混ぜて、コロッケとおつゆを一体化させるべし。なんか最近、ソレを「ポタージュ」と称している漫画があると聞きましたが、パトレイバー旧OVAの遊馬が、すでに(80年代だ)ソレをスタンダードにしておりますので。押井監督の描写は、ちょいとお行儀悪かったですけどね(箸の持ち方も含めて)。ただ、とても美味しそうではあった。
しかし、なんにせよ、立ち食いそばは並んでまで食べるモノだと思っていなかった。立ち食いそばに求められるものはスピード&パワー。だからそばは茹で麺を使うし、天ぷらも揚げ置きなワケです。
閑話休題。
そんな価値観をブチ壊す立ち食いそば屋との出会い。並んででも食べたい立ち食いそば。そんなお店がこの世には存在していたのです。ソレがここ、日暮里「一由そば」です。
一由そばの極太蕎麦に酔いしれよ。いや、酔いしれてしまう
東京ゲソ天ブルース(名番組でした)。もはや、ゲソ天だけで番組が作られてしまうこのご時世。ゲソ天が食べたくてそばを食っているまである。19時とか食事時に行ってしまうと、1時間とか並ばされるコトになります。しかし、ここ「一由そば」は24時間営業。時間をズラせばするっと入れたりもします。

一由そばの美しいメニュー表です。何を頼んでも間違いはない。いや、どうしても太蕎麦を選んでしまう。一回普通の蕎麦いってみようと思うんですが、できない。いつでも太蕎麦をセレクトです。ちなみに赤丸印がついている天ぷらは、ハーフサイズが選べます。少食な人はもちろん、いろんな味をいっぺんに楽しみたいという欲張りさんにも嬉しいシステムです。

見ているだけでワクワクしてくる天ぷらのディスプレイです。しかし、なにやらゲソ天が食べたいとか言っていましたが、近年の一由そばの一番人気は「JKB」なのかもしれない。コレは、「ジャンボ・かき揚げ・B」の略称。紅しょうが+ゲソ+長ねぎのかき揚げのデカいやーつ、です。食べたいモノの全部入り。でも、品切れだったりもするコトも多々ある。
ちなみに、「かき揚げA」というのは存在せず、「五目かき揚げ」が「A」に相当すると考えて差し支えないでしょう。メニュー表でも「B」が先に登場しており、存在感薄めですが……。ちなみに、五目かき揚げの構成要素は、「ゲソ・玉ねぎ・人参・干し海老・春菊・わかめ」です。五目だけど6種入ってますね。

コレはゲソ天+牡蠣天+生卵。盛り付けも丁寧で、そばを成形して生卵は中心にON。いつまでネギ入れてくれちゃうのって心配になっちゃう。そうそう、ココもおかみさんが超絶チャーミングなのです。東京三大キュートおかみの最終選考に残っています(ぼく調べ)。
ちなみに、キュートおかみに会えるお店として、大久保「小さなカレー家」はハズせません。
そしてコレが、問答無用「興和物産」の太蕎麦です。大迫力。
まずは見て、そして持ち上げて、最後に啜って。初見であれば、そのすべての段階に驚きがあるでしょう。

いやウマいなー。と、ココで客のファンキーなお姉ちゃんが動き出す。
「太蕎麦大盛りに、ゲソ天紅ショウガ天とおにぎり! そっちは? 食べるよねえ」と、となりにいる男子ににじり寄る。惚れた。ぼくはそんなん、たぶん途中で噴出する。

コレは「かき揚げB+牡蠣天+きくらげ+生卵」です。きくらげがまた合うんですよねえ。ぼくがきくらげ好きすぎるだけっていう話もなくはないんですが。しかし、全然JKB食べられてないな。この日も品切れでした。生卵がハシによっているのは、この日対応してくれたのがキュートおかみではなかったからです。24時間営業ですからね、いろいろあります。

おつゆは関東風の醤油感たっぷりなモノですが、けっこう甘みも強い。(有)島津商店の「近海産 房州鯖節」と「ヒゲタ醤油 こいくちしょうゆ醇醸」が効いた、なんだかクセになる味わいです。醤油感は強い。しかし、しょっぱくはない。何が言いたいかというと、絶妙であるというコトです。文句無しにウマい! そして、甘めなおつゆに鷹の爪をドカッとゆく。コレがまた、たまらないのです。途中で味変してくださいね。

そしてトドメの太蕎麦です。「うおー! おれ、いま蕎麦食ってる!!」と思える蕎麦感とコシの強さ。コレが、立ち食いそば屋のスピード&パワーを具現化したモノです。こんなんいつでも食べたい。なんでご近所にないんだ!!!
ホント美味しい。なんだかまた一由そばの太蕎麦が食べたくなってきました。
(価格は2025年11月現在。すべて税込)
太蕎麦がスタンダードになってほしい。そんな気にさせる一由そば
接 客:★★★★★★★☆☆☆
味 :★★★★★★★★☆☆
雰囲気:★★★★★★☆☆☆☆
総評:立ち食いそばの素晴らしさに気がつくキッカケになってしまうお店。いつの間にかトリコになっているのです。食べたら分かっちゃいます。
