
減酒逃避行076:吉祥寺「らすぷーる」老舗洋食店の変化球オムライスは計算ずくの一品だった
吉祥寺「らすぷーる」の店舗情報
定 休 日 :不定休
営業時間 :月〜木11:00~21:30(L.O.21:00)、金土日祝11:00~22:00(L.O.21:30)
住 所 :東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 コピス吉祥寺A館 B1F
電話番号 :0422-22-0877
支払方法 :現金、クレカ、電子マネー、QRコード決済各種OK
アクセス :JR中央線等 吉祥寺駅 北口より徒歩約2分
Instagram:@pielo1972
CHECK POINT
訪問日:2026年1月9日(金) 【2026.01.24 UP】
Tips01:1972年(昭和47年)創業の老舗
Tips02:ちなみにその年、沖縄が返還されました
Tips03:2010年コピス吉祥寺OPENと同時にリニューアル
Tips04:らすぷーるとは「ピエロ」の意味らしい
Tips05:⇧エスペラント語説がありますが謎
Tips06:エスペラント語だと「klaŭno」ちゃうやんけ
Tips07:正統派老舗洋食店の投げる変化球は凄かった
Tips08:4席テーブル×4、6席テーブル×2、カウンター2席
Tips09:当然禁煙です
我々を魅了するオムライスは、伊丹十三監督由来か
オムライスを目的として初めて飲食店を目指したのは、おそらく日本橋「たいめいけん」でした。日焼け真っ黒三代目になる前のお話です。
伊丹十三監督の名作「タンポポ」に出てくる「ふわとろのオムライス」には、誰しもが魅了されてしまうものですから。ラーメンの話なのにね。そして、たいめいけんの「タンポポオムライス 伊丹十三風」の再現具合は完璧だった。初見は感動したものです。
まあ再現というか、伊丹十三監督が同店で発案し、映画タンポポの調理シーンは「たいめいけん」の厨房で撮影されていたワケですから、再現というよりホンモノですね。
時が経ち、次にオムライスを目指したのは東銀座の喫茶店「YOU」。近隣にある某大手広告代理店との打ち合わせ後に上長と向かいました。当時から有名で人気がありましたが、いまほど並ぶようなコトもなく、こりゃ定期的に通いたいなと思ったりしました。

この「YOU」のオムライスも、タンポポオムライスよろしくオムレツを割って食べる人が多いようですが、個人的にはこのままザクザクと食べ進めるのが好みです。そもそも初手からケチャップがかかっているワケですから、そういうコトなのでは。
閑話休題。
オムライスの名店は、西東京は吉祥寺にも存在していた。1972年(昭和47年)創業の老舗洋食店「らすぷーる」です。今は商業施設「コピス吉祥寺」A館の地下1Fに店を構えています。

ショーケースって、見ているとなんだかワクワクしますよね。よい店構えです。
老舗「らすぷーる」が放つ変化球。お好み焼きみたいなオムライス
この日はラストオーダー直前に滑り込んだのですが、あたたかく迎え入れてくださいました。入ってみると家族連れが多く、会話的に常連感があったりして。地元密着型の愛され店舗という雰囲気満載です。

店内はゆったりと食事できるテーブル席がメイン。よき雰囲気です。店員さんもホント親切で、居心地がとてもよい。

そしてこちらが「らすぷーる」のメインメニュー。けっこう品数が多いですね。
「マツコの知らない世界」で取り上げあられたコトもあって有名なだけで、オムライスがイチオシというワケではない様子。ちなみに、オムライスは2種類あります(かつては3種類あった模様)。ここは迷わず「らすぷーる風オムライス」(1,320円)をチョイスです。ついでに生ビール中(880円)もつけました。ビールはちょいお高めですかね。

そして主題の「らすぷーる風オムライス」のビジュアルがこちらです。何も知らないまま配膳されたらちょっとビビるのでは。ソースはともかく、鰹節と刻み海苔が乗っかってますからね。自分もけっこう面食らいました。表面の処理を除けば、パッと見はしっかり焼かれた卵でくるまれたオーソドックスなスタイルのオムライスに見えます。

しかし、割ってみるとそうではなかった。この写真でもちょっとわかりにくいでしょうか。ソレではコレならどうだ!

よく焼き卵の中のライスは、実は卵にまみれていた。TKG的に処理されたライスを炒めたモノがINされているのです。口に入れた瞬間、なんでよく焼き系のオムライスなのに、こんなにトロトロしているんだ!? と、ちょっと脳内が混乱しました。基本形のオムライス+オムライスの元祖「煉瓦亭」的ゴチャ混ぜオムライスの融合です。初体験。こりゃウマい!!
オムライスはチキンライス+ケチャップだろ。ピラフもトマトソースもデミグラスもお呼びじゃねえわ派の最先鋒たる自分が、白旗をあげました。コレは発明だ。ソースも鰹節も刻み海苔もベストフィット。どんな思考回路をしていたらこんな料理を発明できるのでしょうか。コレはちょっと定期的に食べたくなってしまうお味です。

ちなみに付け合わせはニンジンにコーンにポテト。どれも丁寧に処理されており、口直しに最適です。とにかく美味しい。
ホント大満足です。ハモニカ横丁に寄る前の定番になるかもしれません。
(価格は2026年1月現在・すべて税込)
最新の価格や営業時間は公式サイト等でご確認ください
ちょびっと欲しいオムライススコップ。ラインアップには剣先スコップもある。おちゃめ。金属加工の聖地「燕三条製」ってのもいいですね
老舗洋食店の投げる変化球は、王道を超える発明でした
接 客:★★★★★★★★☆☆
味 :★★★★★★★★☆☆
雰囲気:★★★★★★★★☆☆
総評:シゴトの丁寧さを見るに、他のメニューも絶対に美味しいハズ。次回もおそらくオムライスを頼んでしまいますが、いずれは個人的大好物であるメンチカツ(てごねハンバーグ扱い)にもチャレンジしたい所存です。
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