Foodie Blues:減酒逃避行

飲酒量を減らすために廻った名店の情報を、与太話&ウンチクとともにお届け。X(旧Twitter)は日々のメシ、というかランチのそば・ラーメンの写真多め。

黒酢酢豚と言えばココ! 名店 中國飯店の流れを汲む本格中華、麻布台「美林華飯店」

美林華飯店の店舗情報

減酒逃避行:番外編 「美林華飯店 @六本木一丁目」

訪問日:2024年12月25日(水)【2025.04.12 UP】
Tips01:黒酢酢豚が絶品です

Tips02:黒酢酢豚の元祖はココ、と言う人もいる(詳細不明)
Tips03:中國飯店の系譜ですが、カジュアルな雰囲気
Tips04:ランチのライスとスープは各1回おかわり無料
Tips05:営業時間は平日11:3015:0017:30 - 22:00 土・祝11:3014:3017:3021:00 日17:3021:00(L.O.それぞれ30分前)
Tips06:カード可、QRコードはPayPay対応、電子マネーNG
Tips07:いちおう書いておきますと、禁煙です

偶然気づいたコスパの高さ。高級店もランチはお得だ

毎朝のルーティンが崩れるとき、何かが起きる。
その日は腹が下っていた。朝の準備でバタバタしているときに、トイレに2回行くはめになった。時間がヤバいと、少し小走りで駅に向かう。電車はいつもより空いていた。コレはちょっとしたラッキー感。GTSなんか聞きながら(beatmania世代)、結局はゴキゲンに出社します。

そして、六本木駅の改札を抜ける際、スマホのポップアップが幸運を告げる。

チャージ残高777

しかし。「お、今日はなんかいいコトあるかな」なんて思った次の瞬間、セキュリティカードを忘れているのに気がついた。最悪だ!
この状態をリカバリーする手続きは煩雑な上、対応してもらえるのは10時以降(自分は9時半始業)。上長の手も煩わせるコトになる。Chatで正直に報告し、いったん家に帰ります。

大遅刻は確定だ。家についたら、まずはタバコを一本。もうヤル気ゼロです。ちょっと散歩もしちゃいます。遠回りなんかしちゃったりして。そうすると、新たな発見があったりするワケです。

TOKAKUKA

TOKAKUKA。気になる。都か区か気になる。
そして。「弁当500円」(いまは値上がりしてます)というPOPを目にするワケです。「美林華飯店」、高級店だったハズだが⋯⋯。近隣の弁当相場は高く、立ち食いそば屋のそば庄弁当ですらこの値段はあり得ない(2025年4月現在休止中)。コレは、一回行っておく必要がある。

閑話休題。

そしてクリスマス当日に、「美林華飯店」に突撃する。

衣カリカリで肉柔らかく、絶妙な酸味! 黒酢酢豚の完成形がココにある

美林華飯店は、かの名店「中國飯店」で料理長を20年近く務めていた人が開業したお店。著名人も足繁く通う人気店だという。当然お高いんでしょと思いきや、意外とカジュアルなお店で、とくにランチは安い。
好みは分かれると思いますが、店員の対応も超フランク。町中華に行く気持ちで入って大丈夫なお店です。本領は冬の夜の上海蟹らしいんですけどね。そんなコトは知らない。

美林華飯店のメニュー表

サラダザーサイライススープオチャデザートコーヒーという呪文セットで、ライスとスープは各1回おかわり無料(昔はおかわり自由だったらしい)。ランチは1,300円から(黒酢酢豚は1,600円)。コレこの辺ではコスパ随一なのでは。

美林華飯店の黒酢酢豚定食

黒酢酢豚定食です。ライスはお茶碗で供されます。いいですね、落ち着きます。

美林華飯店の黒酢酢豚

酢豚の具材はお肉一本(最近こういうの多いな)。火の通り具合が絶妙で、衣はカリッカリなのに、お肉は柔らかくとても美味! ほんのりカレーの香りも感じます。なんか食べたコトのない感じです。複雑な調合のスパイスが攻めてくる? ただ、やはり支配的なのはまろやかな酸味です。酸味好きは歓喜ですよ。まじウマい! お酒にも合いそうだなあ。
たまに脂身爆弾が混じっていたりしますが、ソコは御愛嬌。ソレはソレでおいしかったりしますしね。

酢豚の断面

断面はほんのりピンク。絶妙な火入れと言えましょう。餡は箸でつかめるレベルの粘度です。コレがほんとウマい⋯⋯。

黒酢酢豚はココが元祖。なんて話もちょいちょい見かけるんですが、ソレがほんとかどうかは分からない。
個人的には、2000年前後に紅虎餃子房で「げんこつ黒酢酢豚」をよく食べいてた記憶があるので、少なくとも2007年オープンの「美林華飯店」がオリジンであるというのはあり得ない。中國飯店で料理長を務めていたときに開発したというコトであれば、発祥は中國飯店というコトになりますよね。なんか確定できないので、オリジンが気になる。調査は続行です。

食後のデザートとコーヒー

コーヒーで一息ついてからごちそうさまです。満足感がスゴイです。
会計しようと立ち上がったとき、周りを見回すと、IT系と思しき若者たちが店員と和気あいあいとしています。通い詰めているんでしょうね。気持ちは分かります。毎日でも食べたい、そんな気持ちにしてくれるお店です。

(記載の価格はすべて税込です)

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絶妙な酸味とスパイス。黒酢酢豚好きは一回体験しておきましょう

接 客:★★★★★★★☆☆☆
味  :★★★★★★★★★☆
雰囲気:★★★★★★☆☆☆☆

総評:黒酢酢豚の最高峰。そして、何頼んでも絶対満腹にして帰すという意気込みを感じるサービスも素晴らしい。近くに行ったら絶対に食べるコトをオススメします。