減酒逃避行:番外編 「山本牛臓(ヤマモトギュウゾウ) @麻布十番」
訪問日:2025年4月22日(火)【2025.04.26 UP】
Tips01:ファイヤー! エンタメ要素強めのお店(好み分かれそうです)
Tips02:韓国料理のバリエーションが超豊富
Tips03:火曜20時、偶然入れましたが、予約推奨とのこと。全42席
Tips04:注文はQRコードを読み込みスマホで選択するタイプ
Tips05:営業時間は18:00~24:00(L.O.23:00)
Tips06:支払いは現金 or カード or PayPay
Tips07:分煙(ただし加熱式・電子のみ)。紙巻は喫煙室アリ
海外のお料理の日本語表記って難しい。助けてChatGPT!
「ご予約されてます?」
エレベーターの扉が開くと、いきなりお店のパターンだった。そして、いきなり問いかけられる。
「予約してないんですよ。4人、入れます?」「少々お待ちください」
そう言われ、2歩奥に下がったところで、別の店員に「予約はされてますか?」と問われる。やれやれ。ココは世界の終わりとハードご予約・ワンダーランドだったか。
ともあれ、なんとか席に着くコトが許された我々。ビールをあおりつつメニューを吟味する。
ぼく「外のカンバンにはサムギョプサル、箸置きには元祖チーズタッカルビ、メニューの頭でオススメしているのはホルモンチョンゴル。何がイチオシなのか全然分からないですね」(BTSもきたぜ! とかで、そもそもはチーズタッカルビ推しではあったようです)
店員「チョンゴルにタコを入れるのがインスタで流行って。いまはチョンゴルですね!」
上長「あ~、生きたヤツを入れるのね。踊り食いだ」 店員「そうなんです!」
ぼく「ちなみに、チョンゴルってどういう意味ですか?」 店員「鍋です」
ぼく「鍋。チゲも鍋って意味ですよね。チゲとの違いってなんかあるんです?」
店員「すみません。分かりません!」
潔い対応です。また、ハキハキしており、ある意味気持ちの良い接客と言えます。
同僚「チゲ鍋って言うし、チゲと鍋って違う意味なんじゃ?」
ぼく「アレ、日本の河川名標識にたまにある“Arakawa River”とかの“川リバー”と同じで、“なべ鍋”になっちゃってるんですよ」
ちなみに現在、荒川は「Arakawa River」表記であり、多摩川は「Tama River」表記。
2020年(はパスされたけど)東京オリンピック・パラリンピックに向けて地名などの英語表記統一が推進され、現在では以下のようなルールで運用されている(コトになっている)らしいのです。
①基本は「川」を「River」に置き換える、「Tama River」方式。
②「荒川区」のように、地名・施設名などに使用されているものはRiverを追加する「Arakawa River」方式。
「立山」を「Mt. Tate」と書いても伝わりにくいでしょみたいな、その他もろもろ例外アリ〼。ただし、「音拍(音の数)」と「字の数」によって区別しているという話もある。さらに言うと、自治体によって扱いが違ったりもするのだとか。全然統一されていない。
それはともかく、会話はつづく。
上長「おれのChatGPT有料版だから聞いてみるよ(使いたい)。チゲとチョンゴルの違いって何?」
ChatGPT「チゲは家庭的で小規模。チョンゴルは具が多くて豪勢。汁少なめ(要約)」
ホントに? なんだかフワっとしてる。ついでに、チョンゴルは完成する前に出され、卓上で調理の仕上げを行うコトが多いようです。
店員「そういうコトだったんですね。次から説明できます。勉強になりました~!」
閑話休題。
全長約80cmのホルモンがくる。そして着火ファイヤーだ!
ホルモンチョンゴルにチーズタッカルビ、サムギョプサル。タッカンマリにタッカルクッス。韓国料理が勢揃いです。ただ、タッカルクッスなら、近隣に名店「シモン」があるので、そちらの方がオススメかもしれません。
麻布十番「シモン」。タッカルクッスの名店です。
tabelog.com
そんななか、我々がチョイスしたのは、「牛臓ホルモンチョンゴル」と「サムギョプサル」。そういえば、カンバンでは「サムギョップサル」だったのに、メニュー表だと「サムギョプサル」になってますね。こういう表記のゆれ気になっちゃう。
ともあれ、まずは届く鍋。ChatGPTの説明通り、卓上で仕上げが行われます。
まずはこう。全長約80cmのホルモンが壺から取り出され、びろーんと鍋に投入されます。
エンタメ色が強いお店なんですが、調理は意外と淡々となされるため、シャッターチャンスを逃しがちです。次に行ったときはもっといい絵が撮れる。誰しもがそう思うはずです。その場を楽しめってコトですかね?
そして、ホルモンを投入すると始まるフランベ。ファイヤー!!
声出ました。火を付けると、颯爽と踵を返す店員。あっぱれ。
その後は、鍋の上でホルモンがほどよいサイズに切り分けられ、ほかの具材が投入されます。そして、しばしぐつぐつ。
こうしてこうやってこう! 調理工程を見ているのもなかなか楽しいものです。食べられるようになるのがとても待ち遠しい。いい匂いがするんですよね。
そして、牛臓ホルモンチョンゴルの完成です。
ここでひとつご注意を。我々はすったもんだのあげく、ドノーマルを注文したのですが、こいつが辛味皆無。店員曰く、「コチュジャンって基本味噌なので。そんなに辛味はないです」って。ただ、「辛味は後からでも足せます!(有料)」
ノーマルでもコクが強く、ホルモンは新鮮でおいしい。ただ、同僚が言う。
「韓国料理を食べてる感薄いですね」
それはそう。辛味追加だ。辛さ+2で!(中途半端)
正直、2辛でもピリ辛くらい。通常の舌をお持ちの方でも、3辛以上の注文をオススメしたい気持ちです。ノーマルはマジで辛さ皆無なのでやめておきましょう。
そして、辛味追加をオーダーした上長が言う。「辛味のついでに、ホルモンとタコ追加しといたから」
マジか! くるのかアレが!!
思てたんと違う。
まあおいしいのでヨシとしましょう。ついでに言うと、2周目はフランベもナシです。なんか寂しい。ちなみに、〆にご飯を投入してつくるチャーハンが人気らしいのですが、我々は「鍋と白米はいっしょに食うだろ!」という上長の主張により食べておりません。まあただ、実際白米が欲しくなる味ではあります。おいしい。
そして2回戦。サムギョプサルのターンです。が、正直あんまり言うコトはない。おいしいんですが、特筆するエピソードもなく、期待通りの味です。
いろいろON! 期待通りの味です。お酒も進みます。しかし、やっぱりチャミスルは甘すぎる。砂糖水を飲んでいるかのようだ。ハイボールおかわりで!
何を食べてもおいしいし、お酒が進みます。エンタメ要素が強く、楽しさもある。人を選ぶかもしれませんが、デートにも向いているかもしれない。タコは2つの意味で要注意だと思いますけどね!
韓国料理ならなんでもござれ。味だけではない楽しさが在る
接 客:★★★★★★★★☆☆
味 :★★★★★★★☆☆☆
雰囲気:★★★★★★★☆☆☆
総評:お通しから凝っていて、ヤル気充分。なにを頼んでも満足度は高いと思います。気分をアゲるためにも、とりあえずファイヤー! ということで。
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