減酒逃避行:番外編「串カツ田中 @御徒町」
8cmシングルCDで部屋があふれかえっていた。いや、ちょっと盛った。
とにかく、「おまえの荷物を置いておくスペースなどもはやない」と、実家から段ボール6箱分の荷物が送りつけられてきたのです。クソ狭いワンルームの我が家にですよ。布団を敷くスペースもなくなってしまい、断捨離を決意した次第。
そんな荷物の中でも、とくに困りものだったのが92枚の8cmシングルCDでした。
こんなヤツですね。重いし、かさばるし、捨て方もよく分からない。というか、捨てるのはもったいないと考えてしまった貧乏性な私は、とりあえず行けばなんとかなるだろうという浅はかな考えから、秋葉原に向かったのです。
1軒目「あー、シングルもうやってないんですよ」
2軒目「あー、シングルもうやってないんですよ」
令和っていうのは、こういう時代です。3軒目でようやく「んーーー、まあ見なくはないですが、1枚10円にもならないですよ。それでもいいなら」と言っていただけて。もうどうでもよくなっていた私は、そのお店に重い荷物を押し付けて、昼飲み昼飲み。
閑話休題。
時間によってお店がかわる二毛作店舗、シン・串カツ田中
なんかいいお店ないかなと彷徨うこと30分、私は御徒町にたどり着いていた。時刻は16時過ぎ。夕方だし選択肢も増えてくるころではありましょうが、もはや開いているだけでありがたいという気持ちになっており、少し前からちょっと毛嫌いしていた「串カツ田中」に吸い込まれてしまいました。
いや、元々はめっちゃ通っていたんです。池袋西口の田中は、店長がオレンジレンジのYAMATOに似てるってコトで贔屓にしてたんですよね。月に3回は行っていた。SUSHI 食べたい。
ただ、「改正健康増進法」が2020年4月1日に全面施行されるよりだいぶ前に、真っ先に禁煙に舵を切ってから一切行かなくなってしまった。ソースドボン式じゃなくなってから初ですね。
空いてるからか、衣は薄く、かといってハゲてる部分もなく、丁寧で好印象。
ただ、串カツ田中の衣はいつからか「糖質40%オフ衣」。太りにくいぜ! とか思ってたんですけど、2023年春ころにそんな衣なくなってたみたいですね。
まあ衣の話は置いておいて。「牛丼専門 サンボ」の回にも書きましたが、私は大の紅ショウガ好き。紅ショウガをメインに据えて飲れるのは串カツ屋くらいなんじゃないでしょうか。ここぞとばかりに紅ショウガを頼みます。
紅ショウガ倍プッシュだ。おいしい。
そうそう、ここ「串カツ田中 アパホテル上野御徒町駅前南店」は、時間によってお店がかわる二毛作店舗らしいのです。外観写真にもありますが、看板に「鳥と卵の専門店 鳥玉」と「串カツ田中」という店名が併記されています。知らずに16時前に行くと串カツが食べられませんのでご注意を。
おそらく紅ショウガばっか食ってるから、ランダムアクキーは紅ショウガをくれたんでしょうねえ。気が利いてる。チンチロは3杯目にしてメガくらったのでこの辺りで撤退といたします。ニンニクの揚げ具合絶妙。生すぎず、火が通り過ぎて芋みたいになることもなく。ここウマいわ。