Foodie Blues:減酒逃避行

寿司、とんかつ、鰻、ラーメン、蕎麦、うどん、カレー、焼き鳥等々。飲酒量を減らすために廻った名店の情報を、与太話とともにお届けします。X(旧Twitter)は日々のメシ、というかランチのそば・ラーメンの写真多め。

新宿・落合の蕎麦最高峰。蕎麦好きなら行っておくべき店「green glass」

green glassの店舗情報

減酒逃避行:03/62「green glass @落合」

訪問日:2024年7月6日(土)
Tips01:完全予約制。予約0だと開きもしない

Tips02:予約TELは営業時間中の手が空いてそうな時間が好ましいとのこと
Tips03:お会計は現金のみ
Tips04:当然禁煙。香水もNGです
Tips05:営業時間は12:00~14:00、18:00~21:00
Tips06:落合駅と大江戸線の方の中井駅の中間。マジで住宅街

知っといたら自慢できるぞ。蕎麦界の緑の刺客「green glass」

「読めるけど、マジ漢字書けない ©ダンス☆マン」などと申しますが、日本酒の銘柄って読むことすら困難だと思いませんか。飲んでみたいけど読めない。読めないけど飲みたい。じゃあどうするんだ。そうだ迷うな。行けばわかるさ。

日本酒。みいのことぶき

「みついのひさしお願いします!」とオーダーしたら、「みいのことぶきです」って。これはトラップすぎる。そのとき、テレビで有吉の壁が流れており、なんと田臥くん(日本人初のNBAプレーヤー)が安西先生に扮したコントをやっていた。すべてが仕組まれていたんだ。
頼む前からさまざまな議論が交わされていたんですが、ラベルを見れば一目瞭然。株式会社みいのことぶき。大正11年創業だ。無知ってこわい。SLAM DUNK三井寿の名前の由来だったんですね。

閑話休題。

蕎麦を語りたいならはずせない。しかし、静岡の日本酒銘柄も難解だ!

マジでなんもない住宅街にひっそりと佇む「green glass」。暖簾が出てなきゃ民家にしか見えないんじゃないでしょうか。まあ、外観写真はその暖簾が出てませんけど。食べ終わって帰りに写真撮ろうと思ったら、もう暖簾も看板も外されていたんですよね。
ただ、飲兵衛か蕎麦好きなら、この時期は杉玉に反応できるのではないでしょうか。蕎麦屋なら新蕎麦到来の合図です。夏新ってヤツですね。
(いつチェックしても杉玉出てるので、看板代わりに出しっぱなしなのかもしれません……)

蕎麦の実のおひたし

昼のコースは税込4,500円。蕎麦の単品提供は昼のみで税込1,650円。夜のコースは税込9,000円になります(24年11月現在)。夜のコースにも興味津々です。

コースは蕎麦の実のおひたしからスタート。さっぱりとしていながらも、若干のしっとり感。香りもとてもいいです。初手ビールいっちゃったんですけど、日本酒でもよかったかもしれません。コーンがまた、いいアクセントになってるんですよね。

本日の目玉。蕎麦の食べくらべ

蕎麦の食べ比べ。日によって蕎麦の産地が変わるという、このお店の目玉です。キリリとエッジが立っていて、凛々しい佇まいの十割そば。この日は、左が山口産、右が埼玉産。埼玉のほうは新蕎麦ということでした。まずは香りをということで。お皿を手に持ってもいいですよと言われ、遠慮なく持ち上げさせていただきました。

つーか、色から何から全然違うモンですねえ。ただ、どちらにも言えるのは、香りが強く、なんかしっとりしてる。やっぱり、街蕎麦と比較すると格段に香り高い。そして、とにかくウマい。立ち食いそばも大好きなんですけどね。

よせ豆腐

よせ豆腐。濃厚でなんとも甘い。とろけます。塩をつけると、より一層甘みが引き立ちます。

蕎麦前。どれもおいしい

鹿の燻製、甘エビ、茄子の煮びたし、ししとうの焼きびたし、長崎五島列島のかまぼこを使った板わさ。板わさはつなぎなしらしいです。コレはどれも酒が進む。

静岡の黒おでん

静岡おでん。黒いですねえ。
そう、このお店は店主が静岡出身というコトで、料理も日本酒も静岡感満載。この銘柄がまた読めないんですよねえ。難しすぎませんか、日本酒。
先日もひものを食べに静岡に行ってきましたが、よく考えてみたら静岡おでんって食べたことがなかった。
ラインアップはだいこん、蕎麦の平打ち、小松菜、黒はんぺん。この平打ちの蕎麦がまた美味ですねえ。

useak8m.com

絶品のだし巻き玉子

ここで追加注文。出汁巻玉子です。パッと見薄いなって思っちゃったんですけど、箸を入れてみればフワフワです。この長方形の中にうま味が詰まっています。オススメ。

蕎麦のお品書き

そしてまたやってきた待望の蕎麦タイムです。一種プラスするごとに500円ってのは、なんとも安いと思いませんか。20年くらい前に行った柏の竹やぶは、1枚2,000円くらいとられた気がするなあ。

埼玉県産のもりそば

きつねそば

全部行きたいところだったんですが、胃袋と相談の上、もりとかけ(きつねトッピング)といたしました。

去年の秋に採れた、茨城産の蕎麦ということでした。いや蕎麦ってウマイなあ。もはやコトバはいらないですよ。

〆のそば湯

蕎麦湯でフィニッシュ。蕎麦湯は、「とろっと」「さらっと」の二種から選べます。自分はとろっとをセレクトしました。まあコレがほんとに濃厚。おそらく、自分はとろっとの方が好みだと思うんですが、つぎはさらっとに行かざるを得ないなあ。

結論
接 客:★★★★★★★★
味  :★★★★★★★★★
雰囲気:★★★★★★★★☆☆

総評:蕎麦好きなら行っておいて損はないはず。杉玉を目指せ!
 

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